読書

社会学の名著30 (ちくま新書)

社会学の名著30 (ちくま新書)

主に古典に焦点をあてた、社会学の入門書だった。
聞いたことのある本や、全く知らない本、読んだことのある本が紹介されていた。

「名著30」という題であるが、書籍の説明と同じ程度にその著者の思考のエッセンスも紹介されており、初学者である自分のような者には丁度よい難易度の本であったと思う。

また各項の始め、または終わりにエピソードが挿入されており、著者自身の体験に基づくものが多かったようだが、このエピソードが理論偏重のきらいがある社会学を身近に感じさせてくれる働きを担っていた。