JSA
- 出版社/メーカー: 東芝デジタルフロンティア
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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作品内では北朝鮮人の父親(最初は韓国人として描かれる)をもつ中立国であるスイス人の女性が、舞台回しを担当しています。彼女の出自にも、国家と個人の帰属の問題が根強く残っていて、作品に幅をもたせています。
結果的に事実が明かされても、作品中の人物たちは誰も救われません。現在の政治的情勢に疑問を提示した上で、個人と国家の問題だけにとどまっていない映画だと思います。
自分が殺したと理解者に思われて、絶望の後に死を選ぶイ・ビョンホンを見ていると、人が生を選択する理由って何なんだろうっと思いました。少し飛躍しましたけど、それぐらい衝撃を受けました。
う〜〜ん・・考えさせられるわぁ。
上の中