書籍

二年前に村上春樹の新訳で「長いお別れ」が、発売されてレイモンド・チャンドラー作品が再注目されているとのこと(新訳は『ロング・グッドバイ』)。

その波に乗って、主人公のフィリップ・マーロウのファンになってしまった私ですが、チャンドラーの初期短編集ということもあって、マーロウはあんまり出てきませんでした。

でもハードボイルドの典型ともいうべきクールでウィットに富んだマーロウはいくつかの短編で登場するので、楽しめました。